優秀なエンジニアへの一歩

   すぐれたソフトウェア開発技術者(SE・システムエンジニア)はいつの時代も不足しています。日本はIT先進国ですが、ソフトウェア技術者教育の後進国でもあります。若いうちからコンピュータやネットワークに触れることで、その無限の可能性に気づき、新しいアイデアを実現していく最先端エンジニアへの道が開かれます。しかし、文部科学省の指導要領には、そのための具体策は描かれていません。

   私たちは、一人でも多くの中学生、高校生にコンピュータをより深く知ってもらい、そのなかから未来への架け橋となる優秀なエンジニアを育てることが夢です。

   なぜ中高生なのでしょうか。私たちは実務の中で毎年、大学生や大学を出たばかりの新人を教育してきました。また、30代40代のベテラン技術者を対象にした講習会も実施してきました。しかしながら、基礎教育ができている人間に、新たな技術を教えるのは難しくありませんが、それの出来ていない成人を教育するのは大変困難でありました。

   ある日、一人の中学生にプログラミングを教えました。彼の吸収力は凄く、またたく間に基本である「C言語」を習得し、自分で考えたゲームや人工知能プログラムを作成するようになりました。

   このときの驚きを、私たちは忘れることができません。彼はごく普通の学力をもつ中学生でしたが、全く新しい概念を何の抵抗もなく受け入れたのです。成人してからは(たとえ20代であっても)、脳のなかに出来上がった既成の判断のロジックを、コンピュータのそれと置き換えることは、簡単ではありません。ある人たちは時間をかけてそれを理解し、また残りの人たちは永久に理解しないのです。

   「情報化教育は、早いほどよい。可能ならば、まだ脳が白紙の状態のときがベストである」と私たちは考えるようになったのです。

   もしお子さんが、コンピュータに興味を持っていたり、この塾に興味を示すようなら、是非ご検討ください。必要なのは、インターネットに常時接続されたPC1台だけです。ご家庭に、あまり使われていないPCをお持ちなら、それをぜひ活用してください。 そして、お子さんに、無限の世界へ踏み出すきっかけを、作ってあげてください。